無配当株に投資するのは難しい。それは自分の経験から出た答えである。


投資を始めたての頃、私はレオパレス21を購入した。当時なぜ購入したのか明確な理由はあまり覚えていない。ただ、一つ言えるのは株主優待の内容が面白そうだと思ったからだ。内容は運営しているホテルの割引券だった。旅行好きの私としては、利用する可能性があるなと考えた。もう一つは当時業績が回復傾向にあるというものを見たからだったと思う。

優待をもらいながら業績回復に伴う株価上昇の恩恵を得られればいいと浅はかな考えをしていたように思う。ただ、問題もあった。

それは無配当ということだった。業績が悪かったため配当金が支払われていなかった。(その後配当金が支払われるようになったのだが、現在は、再び無配当に転落している。)


レオパレス21を購入した回数は2回。1回目は、スイング気味にトレードして利益が少し出たときにすぐに売却した。その後、味をしめたのと今度は長めに保有してもいいかなと思い再度購入した。しかし、これが失敗であった。購入後株価は下落し、即含み損が発生した。含み損はあまり気にしてなかったのだが、株価はすぐには戻らなかった。また、なぜかそのうち配当金が発表されるだろうと訳の分からない自信をもっていた。今も下手なのは変わりないが始めたての頃はかなりひどい取引をしているなと改めて思う。相場環境に助けられていたとしか言えない。


結局株価が元に戻ったのは1年近く経つ時だった。配当金も無配当のままだった。私は、目論見が外れたと判断し、含み損がなくなった時点で売却した。その時思ったのが、配当金の重要性だった。
もし、これが配当金のある銘柄だったら保有するのも精神的に楽だっただろうし、もう少し保有していたかもしれない。

もう一つ学んだのは優待についてである。優待券は結局使うこともなかったし、金券ショップで売ることもしなかった。優待銘柄を購入する際は、利便性についても考慮しないといけないということである。ただ利便性がいい銘柄ではなく、自分にとって利便性がいいかどうかも考えなければならない。これも大切な要素だ。


ただ、アマゾンなどの高成長株ぐらいになると話は別かもしれないが。これらの銘柄は配当金に支払う利益を設備投資に回しているからだ。でも、もし購入するタイミングが直近の高値でその後暴落などしたら。その時は、配当金が支払われないというリスクが襲ってくる。配当金があるのとないのでは精神衛生上大きな違いがある。配当金というのはリターンが計算しやすいのだ。



なので私は、少額でも配当金のある銘柄を買う方が分かりやすくていいと思う。(投資は自己責任で)



今日はここまで。

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