お金持ちになりたいなら資産を持つことだ。消費ではなく投資をするようにしよう。そして負債を持たないことだ…投資関連の本を読むと時より目にする言葉である。

資産とは何か。簡単に言うと、働かなくても自分たちの口座にお金を入れてくれるものである。
具体的にどのようなものの事を指すのか。株式、債券、不動産などが挙げられる。

一方負債とは、何か。資産とは逆で口座からお金を吐き出してしまうものである。
具体的にはどのようなものの事を指すのか。身近な物では、住宅ローンや車などの事を指している。住宅ローンは完済するまで支払わなければならないし、(しかも利子が付く)車も所有していると維持費として車検代や保険代が掛ってくる。

もちろん住宅ローンで家を購入した方がトータルでは賃貸より安くていい家に住めるというメリットもあるかもしれないし、車も交通の便が悪い田舎などでは無いと話にならないという側面もあるかもしれない。しかし、これらが資産かと言われれば資産とはやはり呼べないと私は思う。お金が増えるわけではないからだ。


消費ではなく、投資をしようというのは、娯楽などの消費をある程度の割合で抑えて、資産の購入即ち投資を行おうということだ。資産の割合が増えればその分口座に入ってくるお金が増えてくる。


資産のことを金のニワトリにたとえられることもある。金のニワトリはそのまま高値で売ることもできる。しかし、そのニワトリは、金の卵を産んでくれる。じゃあ、その卵を売ることにしよう。いやいやその卵をふ化させてみよう。ふ化した卵は、成長し、金のニワトリにまでになる。じゃあ、そのニワトリを売ることにしよう。まてまて、そのニワトリも金の卵を産んでくれぞ。じゃあ、その卵を売ることに。いやちょっと待て。その卵もふ化させてみよう。そいつもまた金のニワトリに成長するぞ。じゃあ、そのニワトリを…と言っているうちに1羽が2羽に2羽が4羽に4羽が8羽にと加速度的に増えていくのである。ある程度、卵をふ化させなくてもいい状態になった時に売るなり食べるなりすればよいのだ。このことに気付けるかどうかが資産形成をするうえでとても大切なのだ。

株も同じだ。株がニワトリなら配当金は卵である。値上がりしたところを売るのもいいが、保有していれば、配当金がもらえる。配当金が入ったらそれを握りしめて買い物に行くのもいいかもしれない。しかし、その配当金を消費に回さず、投資に回してみよう。配当金がある程度溜まったら株を購入するのだ。購入した株は、配当金を払ってくれる。そしてまた株を購入しよう。配当金で生活できるくらいになった時に配当金で楽しく消費をしよう。

皆さんも金のニワトリを手に入れてみてはいかがですか？


今日はここまで。