9月29日にきちりHDの株主総会に行ってきた。場所は、大阪市中央公会堂だ。中央公会堂は歴史的な建造物で1913年(大正2年)に着工され1918年(大正7年)に竣工、2002年(平成14年)に重要文化財に指定されている。

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数年前までは大阪の本町で行っていたが去年ぐらいからこちらで行うようになったそうだ。株主の方からなぜこちらになったのかという質問があったが、単純に前の場所が取れなかったのと株主が増えて規模を大きくせざるを得なくなったこと、そして規模の割に価格が安いとのこと。あと建築物として大変素晴らしいので株主からも受けが良さそうだ。

きちりHDについての簡単な説明しよう。きちりHDは、東証一部上場の外食企業。
高級居酒屋「KICHIRI」を中心に「いしがまやハンバーグ」などを展開している。2019年1月1日からホールディングス体制となり、きちりからきちりHDとなった。

株主総会としては珍しく日曜日の開催だったがこれは非常にありがたい。こういった取り組みをしてくれる企業が増えてくれると株主としては嬉しいのだが。14時からの開催で入場の際にお土産として自社店舗で使える2000円分の商品券がもらえた。

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きちりの株主総会に参加するのはこれで2回目で、4年ほど前に参加して以来だ。さらにいうと私が初めて参加した株主総会もきちりである。何かと縁のある企業なのだが、それ以外にも色々因縁のある企業でもある。株価的には恩恵をあまり得られていないがもはや損得を度外視してもっている節もある。

この総会では、株主に対して事前に質問用紙が送られており、質問の多かったものに対しては回答の書かれた用紙が配られた。

全部は書かないが、書かれていたものを一部抜粋する。
  • 優待券の額面を一枚3000円から小さい額に直さないか?→変更予定なし。KICHIRIの価格帯に合わせた額にしている。
  • 金土祝日などの仕様制限の見直しを行わないのか?→不便かと思われるが営業利益拡大のため理解していただきたい。
  • 人材不足に対しては対応できているか?→学生からの人気は高いので人は集まりやすい。
  • 消費税増税に対しての対応策は?→メニュー改変や仕入れの調整で対応。
  • キャッシュレス対応についてはどうか?各店舗で対応しているが、決済手段が多様化してきており最適な方法を考えていきたい。
などが書かれていた。

総会では、現在と今後の事業戦略についての説明もあった。外食企業ではあるが、従来の外食企業とは、異なる戦略を展開しており、ITを駆使した生産性の向上などを図ったり、子会社であるオープンクラウドで開発したクラウド型サービスを自社だけではなく外部に積極的に販売していくとの事。その他にもただ食べるだけではなく体験してもらって食べる楽しさをお客様に提供していきたいとの事。
IT戦略についてはかなり力をいれてプレゼンされていた。

総会の流れは滞りなく行なわれていた印象だった。この会社は、創業社長である平川氏のワンマンのイメージがかなり強いのであるが、当日の質疑応答に関しては、CFOの葛原氏に振る場面も多くそれに補足説明をすることもあった。私の予定が詰まっていたので1時間ほどで退出してしまったのが少し心残りである。


個人の見解としては、最近の同業他社に比べてM&Aによる事業の拡大をされているイメージはないのだが少しずつ規模を大きくしつつ他とは違う戦略で戦われている個性的な企業だなと思っている。
時価総額も80億円ほどなので、もう少し株価対策をして頂けると株主としては有難い限りなのだが。

まあ、優待利回りも4%前後あるので使いづらさには目をつぶって今後の成長を楽しむのも悪く無いかと思っている。突然M&Aをやりだしたら本当に面白いんですけどね(笑)


今日はここまで。


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